【完成した点字図書をご紹介します】
◆『天啓の宴』
・笠井 潔〔著〕
・7巻 930ページ
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メタフィクションにして本格ミステリの傑作『天啓』三部作第一弾。
選考委員と編集者の目にしかふれないまま消失してしまった、幻の新人賞受賞作「天啓の宴」。
デビューしつつも、2作目が書けずに悩む天童は興味を覚え「天啓の宴」について調べ始める。
一方『昏い天使』でデビューしながらも、第2作を破棄して失踪した宗像は、出獄してくる親友のため、阿修羅岳の山荘に籠って回想記を書いていた。
中井英夫『虚無への供物』、竹本健治『匣の中の失楽』の系譜に続く、笠井潔渾身のメタミステリ。
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・点訳…前島 久美子
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