「霧島ティータイムズ」(第469号)
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「あったかサポート やくだちインフォ!」
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目次
- 降っても、晴れても(エッセイ)
- 【お知らせ】「サテライト相談会」について
- 【ご案内】サロンに参加しませんか?
- 福祉会通信
- 読者作品ばこ
- 友の会メロディ(第246回)
- お薦めデイジー図書のご紹介
- 新刊案内(デイジー図書及びテープ図書)
- 新刊案内(点字図書)
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① 降っても、晴れても
6月は梅雨の季節。しばらくは傘が手放せない日々が続きます。
降り続く雨に、外出を控えたり、時には憂うつになる時もあるいっぽう、田畑を潤すことで食物を育てたり、川やダムに水を蓄えたりと、私たちの暮らしを支えてくれています。
また、日本ならではの四季の風情を感じさせてくれます。しっとりと咲く紫陽花などは、この季節の美しさの象徴と言っても過言ではないと思います。
ところで、朝の天気予報で「雨は降らない」と聞いた日に限って、帰りの時間だけ雨に降られた。そんな経験もあるのではないでしょうか。そんな時に思い出すのが職場の「置き傘」です。普段は、まったく目立たぬ存在ながら、困ったとき、必要な時、そして肝心な時には、さりげなく、しかしとても役に立ってくれる置き傘。その存在にはたびたび助けられます。その存在は、私たちの職場や友人関係でも同様だと思います。
日頃、目立たない存在の人物が、本当に困った時に窮地を救ってくれたり、大きな助けになってくれることも何度も経験しました。
それでは、以前「NHK短歌」に掲載された、置き傘を読んだ作品をご紹介します。
ランドセルの 彼が置き傘一本で 倒してくれた 透明な敵
この短歌の意味は、雨が降る中、ランドセルを背負った男の子が、雨粒という透明な敵を、置き傘を使って侍のように倒してみせたという光景を詠まれています。無邪気で可愛らしい一瞬を瑞々しく切り取った情景が詠まれています。
私たちも、必要な時にこそ、そっとお役に立てる存在となりますよう努めてまいります。
宮崎県立明星視覚支援学校による「相談会」に当館も協力して開催いたします。
この相談会は、入学を前提としたものではございません。日常生活のお困りごとを解決するヒント等にお役立ていただくための取り組みです。
どうぞお気軽にお申込みください。
日時:6月26日(金) 午前10時~午後4時
場所:都城市点字図書館 閲覧室
内容:①見え方 ②生活 ③歩行や移動 ④育児 ⑤情報機器 など
なお、同時間帯に相談者が重なりますと、ご相談に十分な時間が取れない場合もございますので、事前に当館までご予約いただきますようお願いいたします。
③【ご案内】サロンに参加しませんか?
当館では、毎月第3木曜日の午後1時30分~3時30分の2時間ほど「サロン」を開催しております。
名称は『ぶらいゆサロン』。点字の考案者 ルイ・ブライユにちなんで名づけました。参加されている皆さまは、点訳・音訳友の会の方々や職員と、思い思いのおしゃべりや、編み物、その時のテーマに沿った体験等を通して盛り上がっております。参加をご希望される方は、お気軽にご来館ください。ただし会場や業務の都合等で開催日が変更となる場合がございますので、初めてご参加される方は、事前にご連絡いただきますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
④ 福祉会通信(都城)
ひょんなことで、本会に二人の新入会者がありました。人口減少、組織離れ、多様化、個人主義など、それぞれの時代の変化の中で、組織に加入すれば情報入手、親睦と融和など、何らかのメリットに繋がり、心や意識が育っていった人もたくさんおられます。人生は、その人の思いにより幸福かそうでないかは違ってきます。緩やかな活動の中で、グループの一員として支えあう関係となりますように願ってやみません。
(6月の行事予定)
▼全国視覚障害者福祉大会
期日 7日(日)・8日(月)
場所 宮城県仙台市
▼県視協理事会
期日 14日(日)
▼県視協STT大会
期日 21日(日)
▼県視協評議員会
期日 28日(日)
くわしくは、電話 0986-24-7219(会長 八木)まで。
⑤ 読者作品ばこ
5月にご投稿いただいた作品です。
ペンネーム「このは はづき」さんの作品
◆れんげ畑 ビロードのよう 中に入り 遊んだ 懐かしい日
◆歌に 母さんいない べそかいた 今はおじさん どうしているかな
◆母は ガネが好きだった おかずにも おやつにも好評 食べたいな
ペンネーム「スーパーウーマン」さんの作品
◆桜花 ひとひらひらり 唐揚げに
◆土触り 生きがい見つけ 子に戻る
◆草を刈り モンシロチョウの 遊び場に
ペンネーム「あやの りょうや」さんの作品
◆葦原に 一夫多妻の ヨシキリが ツキ ホシホシと 群れて鳴きかう
ペンネーム「はなちゃん」さんの作品
◆思い出を 一つ一つ めくる時 母と植えたし アマリリス咲きぬ
◆さらさらの 柔らかき毛に 触れながら 三匹の猫と 雨音を聞く
⑥ 友の会メロディ(第246回)
名画「読書」の魅力
点訳部 中島 雄二(なかしま ゆうじ)
スマホの功罪が論じられるようになって久しい。「スマホ依存症」と診断されなくても、終日スマホを手放せず、食事中でも、歩きながらでも、見入っている人の姿は珍しくない。黙々と手元を見ている姿に読書かと、感心して近づくと必ず裏切られる。何を求めているのか、手元を食い入るように見つめる姿には、どこか人を寄せつけないただならぬ雰囲気が漂い、つい背を向けてしまう。手元を見つめる同じ姿勢からふと、洋画家黒田清輝の「読書」という名画のことを思いだした。美しい女性が無心に手元の本を読み耽っている姿が、人々の心を惹きつけて離さない。あんなに夢中に読んでいる本は一体なんだろう。物静かで真剣な眼差し、本の端に軽く添えられている指先にまで、読書の喜びがあふれているようだ。実に美しく、魅力的な絵画である。現実でも、この絵のように無心に読書をしている人の姿には心惹かれる。それは、読書で未知の世界を旅し、様々な人々と出会い、喜怒哀楽の人生を体験しながら、心を豊かに育んでいるであろう人に対する羨望、又は敬意と言ってもよい。こんな人と心ゆくまで語りあうことが出来たら、どんなに楽しいだろうと思う。
⑦ お薦めデイジー図書のご紹介
◎ 一次元の挿し木 松下 龍之介 9時間43分
【内容】ヒマラヤ山中で、200年前の人骨が発掘された。大学院で遺伝人類学を学ぶ悠(はるか)がDNA鑑定にかけると、4年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果を担当教授に相談しようとした矢先、教授が何者かに殺害される。
◎ イン・ザ・メガチャーチ 朝井 リョウ 14時間37分
【内容】好きな対象を熱烈に応援する「推し活」を、その仕掛けを施す側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側、世代の異なる各視点から描く現代小説。2026年第23回全国書店員が選んだいちばん売りたい本・本屋大賞受賞作。
◎ 失われた貌 櫻田 智也 9時間23分
【内容】山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は10年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。
◎ カフェーの帰り道 嶋津 輝 7時間40分
【内容】東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹下夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行った。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。
◎ 殺し屋の営業術 野宮 有 8時間52分
【内容】凄腕営業マンは、刺殺体を発見する。彼は「殺し屋」に口封じとして消されそうになるが、「私を雇いませんか」と商談を始める。第71回(2025年)江戸川乱歩賞受賞。
◎ 夫婦包丁のおしながき 遠藤 遼 5時間58分
【内容】波前藩の御料理番・弥之助は、何者かに襲われ味が分からなくなった。思い悩み切腹をしようと決意したとき、女中のお佐江が稀有な味覚を持っていることに気づく。夫婦となった2人は、加賀藩との料理勝負などの難題に挑む。
◎ 問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい 早見 和真 8時間55分
【内容】小学6年生の十和は、家族の幸せの形が分からない。ここから逃げ出したい。十和は祖母が一人暮らす大阪の私立中学に進む決意をする。中学受験を通して家族の成長を描く長編小説。
【自館製作分新刊案内】
⑧ デイジー図書及びテープ図書
◎あやしの保健室 Ⅱ 4 古代生物ネバネバ 染谷 果子 3時間53分(テープ3巻)
【内容】
校庭の地下に眠っていた〈古代生物ネバネバ〉が目覚めた!まずは子どもたちを取りこむつもりらしい。
この大ピンチ、妖乃先生、どうする!? 6つの物語を収録。
⑨ 点字図書
タイトル 著者名 冊数
◎ お順 上 諸田 玲子 4
【内容】
愛らしい容姿とは裏腹に気性が激しく、兄の麟太郎(のちの勝海舟)から可愛がられて育ったお順は、兄と交流の深い剣客に心を奪われ…。
幕末の動乱期を逞しく生きるお順と、志士たちの魅力を鮮やかに描いた時代小説。
◎ 感情に振り回されない 精神科医が教える心のコントロール 和田 秀樹 2
【内容】
人間関係がうまくいかないと悩む人へ。
感情のコントロールができれば、今よりもっと生きやすくなる。
精神科医の和田秀樹氏が、実用的な「感情の整理術」を伝授します。
◎ 後悔しない上手な老い方 和田 秀樹 3
【内容】
医師として多くの高齢者に接している著者が、心身を健やかに保ち、上手に老いるコツをわかりやすく紹介。残りの人生を充実させるヒントを伝えます。
著者はテレビ番組「徹子の部屋」に出演し話題となった人物です。
- その他の新刊図書は「こんにちは日々あれこれ」(点字版)及び「テープ都城」(デイジー版、テープ版)でご紹介しています。
都城市点字図書館へのご連絡は、
【電話】0986・26・1948(FAX兼用) 0986・36・5033(電話のみ)
【住所】 〒885‐0077 都城市松元町4‐17
【電子メール】 mkjtenji@circus.ocn.ne.jp
【開館日】 月曜~金曜 【利用時間】 午前9時~午後5時
以上で「霧島ティータイムズ 第469号」を終わります。
